ロスジェネ再起動計画

このたびロスジェネフリーターが将来のためになにか動くようです

消費税増税前にあえて言う「就職氷河期は人災だ」

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f:id:applecorr:20190930172633j:plain 努力が足りなかった、実力がなかった、そんなレベルの話じゃねえ。

実質何もしなかった国と社会

僕が学校を卒業をしてから、ずっとデフレの状態が続いています。

それはなぜか。

日照りが続いているのに、川上にあるダムから緊急放水しない状態で、川下にある田んぼで無理矢理稲を作らせ、年貢だけはきちんと欠かさず納めさせることをしているからです。

この20年余り、本当に国と社会は「就職氷河期」に対して実質何もしてきませんでした。

自己責任と放置(1990年代後半)

1990年代後半は、大学卒の就職率が下がってきているのに、本当に何もしませんでした。

「自己責任」という名の下に、「その選択をしたのはおまえだろ」と言わんばかりに何もしません。

さらに、橋本行革の影響で、とにかく財政再建を目指すという名の下に、公務員でさえ採用を絞っていました。

同様に、学校の先生も人余りと言われ、教育学部を出ても正規として採用されることもままならない時期でした。

当時の世代で選択を失敗すると、社会的な死に近い状態でした。(今も変わりませんが)

官も民も採用を抑制され、どうしようもないというのが当時の状況でした。

意味のない雇用政策(2000年代前半)

2000年代に入ると、政府も重い腰をあげて、なんとかいろいろな雇用政策を出してきます。

しかし、どれも中途半端

あえて言うなら、社会人の資格予備校とかが儲かるような仕組みで、個人に関する効果は薄いものでした。

実際、当時の職業訓練等を受けたことがありますが、どうみても突貫工事で先生になったような人ばかりで、しかもその内容もすぐに就職に結びつかないようなレベルだったので、とりあえず職業訓練で雇用保険の受給期間を延ばしているだけみたいなものでした。

規制緩和とリーマンショック(2000年代後半)

僕にとって、小泉政権あたりでやった規制緩和の影響は甚大なものでした。

当時、税理士を目指して、勉強をしていた時期でしたが、会計士の規制緩和の影響をもろに受けました。

会計士が増えすぎて、税理士事務所や会計事務所に人が会計士が応募するようになり、完全に雇用の需給バランスが崩れ、税理士試験一部合格程度では採用されないような状況に陥りました。

このとばっちりの影響で、僕は税理士になることをあきらめました。

そして、リーマンショックでとどめを刺されました。

これ以降、条件を一段階低くして、もうフリーターでもいいやと思うようになりました。

持ち直すかと思った(2010年代前半)

雇用政策の中で、唯一まともだと思ったのが、「緊急雇用」でした。

確か、福田内閣あたりから、民主党政権あたりまでやっていたやつです。

とりあえず、官が仕事をつくるから、人を採用してくれというもの。

実際、僕もこの制度の恩恵にあずかり、採用のチャンスがないような企業に採用されたりしたことがありました。

ただし、これも期間限定

できれば、普通に頑張れば正規として採用みたいな制度になっていればなあとは思いましたけどね。

見捨てられた(2010年代後半)

民主党政権が崩壊し、安倍政権になると、アベノミクスの表面だけの成長をするようになると、それまであった緊急雇用政策は縮小していく方向になりました。

ただ、本当に就職に苦労したのは、この時期でした。

詰みの状態に何度もなりかけました。

若年者の就職支援も、結局、対象年齢の枠外になるころにはじまり、そういった恩恵を受けることなく生きてきました。

税金を上げるだけ上げて恩恵を受けない

子ども手当にしろ、すでに子供が持てるようなクラスの人は恩恵を受けるのに、それ以下の人の支援というのは本当に貧弱なものでした。

特に、就職氷河期世代負け組の独身男性なんて、何も恩恵を受けていないのに等しいでしょう。

本来なら、そういった人々に国は投資し、率先して育ててあげるべきだったのに、これまでは逆のことをしてきました。

この20年デフレで、実質賃金も最近は急激に下がり続ける国なんて、先進国と言われるどの国を見ても、一つもありません。

僕は、「本来投資すべき時期に、資金を引きあげるような失策」をしたと思っています。

つまり、「人災」なのです。

同時に「もう個人のレベルではどうしようもない問題」というのが就職氷河期問題であると僕は思います